今回ご紹介するのは、人気ライトノベル『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』！
「このライトノベルがすごい！２０１４」にて１位を獲得した、残念系ラブコメです。
高校２年生の比企谷八幡には友だちがいない。彼女もいない。
彼はそれを恥じることなく受け入れる一方で、周囲のリア充たちに激しい憎悪を向けていた。
だが、そんな比企谷を心配する者が現れた！
比企谷の高校で生活指導を担当する女性教師・平塚静。
彼女は腐った高校生活を送る比企谷を改心させるため、とある部活に引き込んだ。
その部活とは、ひとの悩みを解決へと導くために設立された奉仕部――――
紹介された部員はひとり、部長を務める雪ノ下雪乃のみ・・・
誰もが羨む美貌を持つ雪乃は、比企谷と対照的に、超完璧人間である。テストでは常に学年トップ、スポーツも万能、料理まで上手い。
非の打ちどころがない雪乃は、男子からは人気だが女子たちに疎まれた過去があり、友だちを作らないようにしていた。
よく似た境遇のかわいい女子とふたりっきりの部活！ようやく青春が巡って来たかと心を躍らせる比企谷に浴びせかけられたのは、心ない罵倒の数々。雪乃は思ったことを口にしてしまう、毒舌だった！
辛口美少女に罵倒されつつ、比企谷の青春ラブコメが幕を開ける！
ほんっとに残念ですね～！
女の子がいたらとりあえず胸元を見るわ、変に自信に満ち溢れているわ、高二病を患っているわ、スクールカーストの上位者を妬んでいるわ・・・
考えてもいいところが見つかりません。なんだか可哀想になってしまいますね。
それゆえに、ちょっとでも女の子が気にかけてくれたら、この子、自分のこと好きなのかも？とそわそわしてしまいます。
ものすごく正直といいますか、等身大の主人公ですね。
無理やりいいところをあげるなら、自分を偽らないところでしょうか・・・
比企谷もそうですが、雪乃も、体裁を気にすることなくひとりを貫いています。
学校なんて閉鎖的な空間ですから、歯に衣着せぬ物言いができる友人関係を築くのもひと苦労ですよね。
雪乃なんか初対面でも関係なく暴言を投げかけるので、友だちを作るのも難しそうです。
ちょっとかっこいいですけれど、なかなか彼女みたいには振舞えません。
比企谷は雪乃ほど我を通すことはありません。ときどき空気を読もうとしたり、微妙にひとを心配したり、青春は悪だと主張しつつ青春ラブコメに憧れたりしていました。
なにごとも極めきれず、全部中途半端ですね。
でもなんとなく、彼の“あわよくば”的な思考には、覚えがあります。
本当はかっこよくキメたいけど、理想と現実は違うということかもしれません。
さてさて、ブックマニアでは、
渡航さん『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』
以外にも
宇野朴人さん『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』
鎌池和馬さん『とある魔術の禁書目録』
大森藤ノさん『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』
川原礫さん『ソードアート・オンライン』
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2014/9/05 カテゴリ： 査定情報
