ブックマニアでは、宮部みゆきさん作品を買取強化しています。
今回ご紹介するのは、朝日新聞の新聞小説が書籍化した『荒神』!!
ミステリの大御所・宮部みゆきさんによる長編時代小説です。
元禄時代、東北の小藩・香山藩にある仁谷村で、一夜にして村民が虐殺されるという事件が起こった。
山の麓に位置する仁谷村の村民たちは何者かに襲われたらしく、皮膚が焼けただれた状態で見つかった。
近隣の村では、仁谷村から火の手が上がっていたとの目撃情報も。
同じ頃、隣村の本庄村では謎の奇病が流行していた。
そして、山を隔てた永津野藩で、ひとりの少年が衰弱した状態で見つかった。
浪人の榊田宗栄は、少年が永津野藩と敵対関係にある香山藩の者だと気付き、少年を匿うことを決意する。
少年は蓑吉 と言い、村民大虐殺があった仁谷村から逃げてきたのだった。
蓑吉は、事件のあった日、山から恐ろしい化け物が降りてきて、人々に襲いかかったのだと証言し始めた――――
かなりボリュームのある超大作であり、登場人物もかなり多いのですが、スラスラ読めてしまいます。
冒頭から怪物が大暴れ、その姿が生々しく描写されたり、感情移入してしまった人物がたくさん死んでいったりします。
お家騒動や風土病、人々の思いが交錯していく切ないストーリー・・・・・・
宮部みゆきさんらしい丁寧な人物描写も見どころで、現代人にも通ずる問題が描かれています。
呪術なんかも登場するので、歴史物としてよりも、ファンタジーの要素が強いかもしれません。
香山藩と永津野藩を恐怖のどん底に陥れた化け物の正体とはなにか、特に名賀村で質素に暮らす朱音と対比的な双子の兄・弾正の関係が、少しずつ暴かれていきます。
ラストが近づくに連れて緊張感が高まり、ますますドラマチックに進んでいきました。
さすがは宮部みゆきさん、『荒神』のタイトルらしいエンディングです。
悲しく切ない孤独感に襲われます。
小さな間違いでも一度犯してしまったら、人は業に苛まれ続けるのでしょうか。
正しく生きるのは難しいですね。
さて、ブックマニアでは、今日ご紹介した
『荒神』
以外にも、宮部みゆきさん作品
『ソロモンの偽証』シリーズ
『ドリームバスター』シリーズ
『ここはボツコニアン』シリーズ
『ペテロの葬列』
などを買取強化しております。
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2014/9/22 カテゴリ: 査定情報